ひとりの道標

結婚できないひとり専門家、ひとり力を高めよう

DVを受けてもやっぱり好きだと思う心理を理解できる?

恋愛や結婚に歳の差は関係ない?辺見えみりの著書「Emiri Book」に、キム兄との離婚の真相が語られているという。言葉のDVと解釈してもそこに愛はあるのかい? ひとりの道標 DV(ドメスティックバイオレンス)という言葉を耳にしますが、そういう境遇の人と接する機会は少ないと思う。積極的に話せないということもあるのでしょう。大人の理由がそこに見え隠れしますが、DVを受けても離れなれない人がいることも事実。 我が父親は酒癖が悪く、呑むと暴れてたね。子供の頃はそれが当たり前の風景としてあり、酒なんて飲むものか!と小さな心に誓ったもの。現代ならばDVということなのでしょうが、我が母は相当我慢の人なんだと思う。酒を呑むと変わる、そうまさに変身。 私的にはそれがDVという意識もなく、これまで生きてきた。しかし40過ぎて惚れた女性が出来まして。これが彼氏持ちなんですよね。何だかんだと仲良くなって、お酒でも飲みに行こうよってなる訳。でも、何故だか彼氏が怖いって言うのです。 話を聞くうちに、その彼氏からDVを受けていることが想像できた。殴られたり時に蹴られたり、また強烈な束縛が彼女を苦しめていた。実際職場の飲み会(同じ職場なの)でも彼氏から携帯に何度も電話が入る。終わった?いつかえる?迎えに行く!ってね。 そうなると心配になる訳さ。好きな子だったら尚更ですよね。 「別れたほうがいいよ」 と言いたかったが、それはいくらなんでも嫌らしい(笑)。もっともそういう男の存在が気に入らず、付き合っていることが幸せなのかい?って思うんですよね。もっと気になったことが束縛。彼女には強烈な束縛。自分は結構自由にしていると聞いた。これは平等ではない主従関係。 でもね、その彼女は彼氏と交渉して飲み会に参加したんだ。二人きりではなくて男女2名で飲み会に漕ぎ着けた。これはかなりの進歩だと思ったの。でのその場で起こったことは、矢のような彼氏からの携帯電話の着信。これはないわ・・・って思うほど。 その時のメンバーに30歳の男もいたのだけれど、もう完全に切れてるわけ。別れたたほうがいいよと積極的に勧めるんだね。まぁ私もそう思ったが、その彼女は彼氏が好きであることは間違いない。 「でも、好きなんでしょ?」 その通りだったのです。彼女は八方美人と自慢するちょいワル小娘。知らず知らずに男をつかむコツを知っている。心の底の手前では、暴力は嫌だって言うのだけれど・・・。心の底は好きだって感じてるんだね。彼氏も自然にDVの後は優しくなるらしい。 それってDVの典型じゃんか!! そうなんですよ。好きという感情はとっても怖いもの。この感情こそ、
怒りっぽいキム兄が「怖くて口をつぐんでしまった」ことや、「去るものは追わない」と言われたことなど…。
辺見えみりのインタービュー記事にある言葉は、好きという感情が逃げてしまった証拠なんだと思う。心の底に好きという感情があれば、他人に秘密にしたいことがある。そこまでは言えないよってこともある。自然に人はそう振舞うものだ。 で、私はその子を諦めた? その彼氏まで包んでしまう作戦に出た(笑)。また機会があれば紹介したいが、DVとはなかなか奥が深い。表現の下手な男は男優になれない。男優といっても恋の男優ね。DVがひとつの愛情表現と受け止める女性ともいえるのだが、幸せかどうかは、まさにふたりの恋ですから・・・。 ■ Yahoo!ニュース えみり、赤裸々暴露「キム兄が怖かった」
いつか愛せる―DV(ドメスティック・バイオレンス)共依存からの回復
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