ひとりの道標

結婚できないひとり専門家、ひとり力を高めよう

TPP問題はどう解決!?わからなけどわからない

TPP TPP ろくなもんじゃねえ? というのが少し流行っているようだ。長渕剛の替え歌だが、いいの?わるいの?TPP。 ひとりの道標 国会におけるTPP推進派と反対派。簡単な見分け方はTの発音「テー」と「ティ」というと語弊がある。農業がダメになってしまうとか、国民皆保険がなくなるとか、多様な分野にアメリカのルールが適応され国の形が変わってしまうとか、一体どうなる? 内閣府は10年で2兆7千億の経済効果があるという。年に換算すれば経済効果とはいえないだろう。農家への戸別補償が、それをはるかに上回る額と想定されるからだ。農家の廃業は国土を荒廃させ云々という姿は、少しは想像できる。国民皆保険制度も民間参入で危ういなど、本当なら困るよね。 食べ物でいえば、やはり福島原発事故後に消費者の意識は変化した。安全であることは大前提で、安心を求めるのが日本人の特徴。安心とはまさに心の問題であり、生産者・行政・販売者への信頼だ。少からず食品の産地を確認するということは、安心しているとはいえない。 そして、慣れ親しんだ味がある。外国産の牛肉って安いよね~。と一度は食してみた事があると思う。正直不味いというかどうにもそっけない。これはおふくろの味の法則で、味に慣れるまでは納得できない。つまり、外国産は余り購入しない。 それでも、関税がなくなり今より更に安価になった、牛肉や食料品ならどうだろう?安全や安心よりもまずは食べること優先。多分、もうそんな時代になりつつある。だって20年も給料の上がらない庶民は、節約するしかないからだ。デフレなんだもん。 経済の停滞こそ、TPP問題を複雑化させている。選択の余地のない人々が増えているからに他ならない。TPPのメリット、デメリットの前に、日本をどういう国にするのか?したいのか?といういわゆるビジョンがない事も、複雑化の一因だ。 結局、日本という国の未来を誰も提示していない、しなかったということが、TPP問題に繋がっている。目標があれば過程の問題への決断は早いはずなのだ。そして、TPPに参加して国の形が変わるというのなら。もはや独立国じゃないんじゃない? 結局、どうなるかは解らない。ひとつはっきり言えるのは、選挙の投票には行きましょうということだ。支持政党があろうとなかろうと、国の行く末は国会が決める。将来がどういう風に決まっても、従うしかないのだから。それを決めるのは、本当は自らの手にあることを、再認識するのが最大のTPP効果なんだと思う。