ひとりの道標

結婚できないひとり専門家、ひとり力を高めよう

新記録樹立!総選挙の投票率は59.65% 今度の政権に蜜月期間はありません

第46回衆議院選挙が行われ、自民党・公明党で325議席を獲得。政権交代がまたまた起こったわけですが、総選挙の投票率は59.65%と戦後最低を記録。言うならば新記録の樹立です。さて、この記録はおめでたいのだろうか? 日本が様々な危機に直面しているという話なのですが、有権者の4割が選挙に行かない現実はそれに反する動きなのです。いえ、投票したい人がいないのか、何も変わらないと思うのか、面倒くさいのか、結果に従うのか。 それにしても、マスコミの影響は多大です。選挙前に様々な世論調査が発表され、結果が見えるという奇妙な世界が生まれました。結果の見えたものほどシラケた世界はありません。それはスポーツに似て、結果の分かった録画中継ほど退屈なものはありません。 選挙はスポーツだったのか!?!? スポーツな訳がありませんね。それにしても、選挙前の予測がかなり正確な数字を叩きだす現実に、驚きを隠せません。自分の思い描く結果と違ったなら、自分くらい選挙に行かなくてもいいや・・・。という結論に至った人もいるのかも知れません。 今回の選挙のキーワードは、政権交代と政党乱立。 政権交代 結局、政権交代というキーワードの結果が、今回の選挙に与えた影響は計り知れなかった。ということなのだと思います。細々したことを成果と言われても、大きく何かが変わったという実感が何もありませんでした。つまり何をしたかったか判らないという現実。 政党乱立 政党ってこんなに簡単に出来るのね。そんな印象を持ちました。でもね、せめて政党を作るのなら、全国に候補者を立てないと嘘だと思うのです。キャスティングボードを握るとかわけが分からない。突然の解散であり準備不足というのなら、まさに国を動かす本気度の欠如。 さて、選挙の結果だけをみれば、小選挙区制が掲げた政権交代の起こるシステムは十二分に機能しました。時の政権が有権者の期待に応えられなければ下野する。見事にその目的を果たしたのですから。問題は政権交代の後というお話なのですが、自民党にはどうやらハネムーン期間は許されないようです。 生涯未婚となる恐れのある、またはひとりで最期の時を迎えるかもしれない予備軍は50歳で20%。これは大きな数字ですが、何ら政策としてみえない選挙でした。少子化も大きな問題ですが、それは声なき声として終わるのか、経済成長が順調に行くのなら解決するのか。この数年に関しては経済成長が大きなカギを握ります。 自民党・公明党で325議席を獲得した現実は重く、その民意に沿う形で政治を進めることが出来るんでしょうか。期待ではないんですよね。してくれなけれな困るんです。またゴタゴタを見せられた時は、百姓一揆が起こるのかもしれない。 ヤフー・ニュース:衆院選投票率59.32% 戦後最低の記録更新