サザエさん一家で考える家族の将来||世帯減少が深刻な時代へ突入だって
日本の人口は減り始めています。国立社会保障・人口問題研究所が発表した「日本の世帯数の将来推計」は、2019年から世帯が減少し始めると指摘。そう言えば、自宅周辺でも空き地が目立ち始めています。世帯が減るということは、人口減少より遥かにインパクトがありますね。
自宅を新築したんだけど、隣の家は朽ち果てているんだよね。
こんな風景も珍しくなくなるのかも知れません。さて、日本で一番有名な家族といえば、サザエさん一家ですよね。日本の世帯数の将来推計のポイントをサザエさん一家に当てはめると、こんな将来が浮かんできます。
2035年のサザエさんは・・・。
[caption width="468" align="aligncenter"] タマじゃないから・・・微妙な顔の猫ゆえモザイク処理[/caption]
44歳になったサザエさんは、マスオさんと38歳の時に離婚して、今は都心を離れタラオとふたり暮らしています。あさひが丘の実家では波平さんが一昨年亡くなり、舟さんとカツオが暮らしています。カツオの後悔は父・波平に孫を見せられなかったこと。その将来性を見出した介護職についたものの、その激務に疲れる毎日だったのです。
ずっと憧れていたかおりちゃん、長い付き合いから結婚をと考えていましたが、親友と信じていた中島くんと結婚したのです。少し人間不信に陥っているカツオ。だって中島くんとかおりちゃんたら、こっそり付き合っていたのですから。やはり、東京都庁に勤める中島くんに、安定感のある将来を見出したのでしょうか。
サザエさんは離婚が余程こたえたのでしょう。マスオさんの浮気が原因でしたが、思い出の残る実家で暮らすことが出来ず、実家を離れてしまいました。どうしてもマスオを許すことが出来ませんでした。それでも、タラちゃんが理解してくれるだけで幸せでした。
都心を離れ奥多摩町で暮らしています。少し家庭菜園で野菜を作り、保険の外交員を始めました。お年寄りの増えた今、保険の営業も大変です。それでも、持ち前の明るさで少し営業にも慣れて来ました。
タラオは仕事が無いと大学院へ進みましたが、母の離婚を機に働き始めました。どうして?と幼い頃から学者向きだと思われたのですが、身体を使う仕事のようです。母には何の仕事をしているか教えてくれませんでした。それでも、変わらぬ優しさに癒されるサザエさん。
酒屋の三河屋さんはコンビニになっていました。カツオは今日も仕事帰りに立ち寄り、発泡酒とツマミをひと品だけ買い、父の部屋でひとり寂しく缶を傾けるのです。
あぁ、消費税25%ってキツイなぁ。
明日は久しぶりに姉さんが帰ってくる。少し憂鬱・・・。ゴリラの真似をまたするんだろうな。明るく振る舞う姉が少し不憫。障子を開けてもお隣に灯りはありません。伊佐坂先生の御一家が引っ越してから、お隣には誰も住んでいないのです。花沢さんが言ってたっけ。あさひが丘も空き家だらけよって。
テレビは衆議院の解散を伝えています。子供の頃総理が毎年変わるって言ってたけど、今では衆議院選挙が毎年あるんだよね。どうする少子化って、今更なんだけどさ・・・。
サザエさん一家は激変しました。勿論フィクションですが・・・あるかもしれない明日の日本!?