ひとりの道標

結婚できないひとり専門家、ひとり力を高めよう

dinnerを観てなんだけど・・・イタリアンシェフになりたい!そんな人がいてもいいと思うの

テレビ番組を観て、自分の進路を決めたり将来を夢みてもいいよね。 将来何になりたいか?テレビ番組に影響された将来ってどうだろう。例えば、dinnerを観てイタリアンシェフになりたいと思っても、それはそれでひとつのキッカケであり、結局夢なんてチャンスは巡るものであり、自分次第でどうにでもなるというお話。 [caption width="468" align="aligncenter"]Dinnerの野菜たち Dinnerの野菜たち[/caption] 視聴率至上主義で言えば、dinnerという番組はツマラナイ番組なのかもしれない。江口洋介主演のイタリアンレストランが舞台のドラマがお気に入りなのだが、それは若かりし日の自分の夢と重なるからだろうか。それは漠然とした夢だったが、料理をする人になりたいというものだった。 料理が趣味なんて環境はなかったが、料理しなければ自分の昼食がないという共働きの家に育った。最初はインスタントラーメンから、そして色々な料理を覚えて、就職先のパートさんからはお嫁さんいらずと言われたものだった。いつの間にか天ぷらからパン作りまで、勿論季節のパスタもなんでも作る、料理好きおじさんの原風景だ。 自分の将来を考えた時、割りと本気だったのが料理人だった。製造業というコペルニクス的転回というべき仕事を選んだのだが、それでもくすぶっていたことは確か。若造のくせにちょっと小粋な割烹の板さんと仲良くなり、週末酒を交わすこともあった。ただ、仕事や生活のリズムに慣れると、夢って夢になるんだよね。 でも、不思議なんだよね。 何故だか知らないけど、夢があっちからやってくる。夢でいいのって尋ねるんだ。仕事って務めるとそれなりの人脈というのが出来るんだけど、当然仕事繋がりじゃない人とも知り合いになったりする。そんな人から夢の話を持ちかけられるんだよね。 「前、料理の世界で働きたいって言ってたよね?」 僕が忘れていたことをその人が覚えていた。そしてとんかつ屋さんなんだけどって具体的に紹介された。何の料理人と決めていたわけでもないのに、とんかつ?って冷めた態度だった。少し事情もあり考えさせてと言ったきり、自分の夢とはオサラバさ。 その頃は東京だった。東京って不思議な街で自分は見られているって勘違いするの。親戚だ、親だ、なんだって煩わしくて東京に行ったのに、相手にされないと寂しくなる。人ってとってもワガママなんだけど、同期入社の友達に会社辞めるって格好つける時が来た。そこそこ大きな会社だったけど、簡単に会社は辞められるんだ。 田舎に帰って料理人という夢を少し考えた。料理学校に通って調理師免許取るかな。色々調べると、30も近くなり制服来て学校通い・・・。少し抵抗があったね。いや、だいぶあったね。夢は夢見るから夢ってね、この頃から納得するようになったんだ。 料理は趣味としてこの先は生きよう。 そう決めたんだ。 将来何になるの? そう考えていると、結構その何かから接触があるんだよね。思っていると口に出しちゃうし、それが夢だとしたらチャンスはきっとある。でも、自分から何もしないで諦めることが多いのかもしれないね。夢って、やはり自分次第。どんな夢をみても誰も困らないし、夢破れても誰も困らない。夢が叶ったら・・・。 夢が叶ったら、それは苦労の連続でしたね。楽しい思い出は少ないかもしれない。夢を諦めること、楽だけどそれだけなんだよね。 dinnerを観てイタリアンシェフに。それ素敵。なれたらまた素敵。誰も褒めてくれないけど、それでも素敵。