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安藤美姫決意は見事!?母は子供を産むから母なのか、それとも育てるから母なのか?

スポーツ選手も大変です。子供を産んでしまったと告白すれば色々詮索される。安藤美姫の出産後報道は様々な問題を含んでおり、その矢面に立った彼女は何故告白をしたのでしょうか。

子供を産んだから母なのか?それとも育てたから母なのか?

小さい手が求めるその先は? 安藤美姫については、すっかり過去の人だと思っていた。引退したと思っていたところに、出産を告白する彼女を知り驚いた。日本のマスコミの能力の低さを笑うしかないのだが、子供が非嫡出子であることは日本の少子化対策の今後を占うのかもしれない。 いずれにせよ、安藤美姫は母になった。産みの親、育ての親なんてドラマの設定ではないが、産んだだけで母であるし、育ててこその母でもある。健康な赤ちゃんを授かったのであれば幸いだが、出生前診断が話題になるご時世。場合によっては80歳になっても子供を育てなければならない現実もある。 それについては別の機会に話してみたいと思うが、子供を産む決断をした安藤美姫は天晴。父親が誰であるか知った所でどうにもならない私達だが、何故知りたがるのかアンケートして貰いたいね、TBS殿。日本人の平時の根性は腐っているとまで言ってもいい。いや、幸せす過ぎるんだよ。勿論、僕もそうだけどね。

安藤美姫の出産報道にある問題

安藤美姫報道で最大の話題であり、関心事は非嫡出子でしょう?父親が誰かって思うのもそこからくる話だし、安藤美姫が自ら話を振ったのに、そりゃないぜ的なね。そもそも非嫡出子とは何ぜよ? 結婚が制度として存在しますが、人間もやることをすれば子供ができる。当然ながら、結婚していなくても性的な関係になることはあり子供もできる。年齢制限など法的な制限を除けば、性的な関係を規制することは出来ない。だから不倫も行われるし、事後責任ということで民法が初めて効力を発揮する。 民法779条に非摘出子の認知について謳ってあります。
民法第779条(認知) 嫡出でない子は、その父又は母がこれを認知することができる。
日本の少子化問題で、常にフランスが少子化から脱したという話を聞きます。そのフランスこそが非摘出子の権利を様々認めることで、少子化から脱した大きな一因となっています。 日本でもそれを訴える政党もありますが、日本の結婚制度を根底から覆すことになるので導入が難しい。安藤美姫のように知名度のある女性が非摘出子を産む。同世代に与えるインパクトもあるでしょう。日本がフランスのように割り切れるのか?また、だからといって非摘出子を認めないばかりに中絶してよいのか? 日本の中絶は、生まれる子供に等しいという裏の話があります。このような事が、日本では産むことが母であるという根拠のような気がします。育てることが母であるという雰囲気こそ、きっと大切なのだと思うのです。 少子化問題は来年の出生率が10になっても、最低20年は継続する問題。ゲスな話ですが子供がお金を稼ぐようになるまでって事ですから。ということは、日本の未来も大切だけど今が最も重要ってことでもあります。

追伸 日本のマスコミって

日本のマスコミは情報の提供により成り立っている。もっと皮肉を込めればタレコミにより成り立っている。これは社会問題や芸能といったジャンルを問わず感じることで、プロ野球の統一球問題、全日本柔道連盟の不祥事などで象徴される、黙っていれば未だに誰も知らないこと。 つまり、自称専門家ならまだしも僕はその業界に詳しいというジャーナリストがいる。スポーツ界でもふたりほど顔が浮かぶのですが、ヤバイことは伝えない姿勢が気に入らない。だって取材しているのだから知らないはずがない。知らないのならジャーナリストと名乗るべからず。
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