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桜島大噴火 鹿児島旅行は安全なのか?

桜島の爆発が全国ニュースで取り上げられました。地元ではいつもより多めの火山灰という感覚なのですが、実はつい最近まで鹿児島市内で降灰が殆ど無い状態だったのです。バランスという意味ではこの上ない帳尻合わせなんです。 旅行で鹿児島行くの止めようかな? とお考えのあなたへ。その直感は大切にしたほうが良いと思いますが、大したこともないとも言えない難しさは、ホテル予約を見てちょうだい!としか言えないのです。

猛暑は桜島上空ん風向きも変えていた

桜島 昭和火口噴煙5,000m 西日本は毎日暑いですよね。また雨が続く地域も続出しましたが、今年の夏は沖縄県が避暑地と思えるくらいに全国的に暑い夏。鹿児島市も37度近くまで気温が上がりますが、ヒートアイランド現象がそこまで原因とならないと思われますので、本当に空気が熱いんですよね。 高気圧がいつもと違う位置にあるようで、桜島上空の風向きが変わり、いつもなら夏は鹿児島市内へ降る灰が大隅半島へ降っていました。冬は大隅半島方面へ灰が降るはずが鹿児島市内へ降っていましたので、風向きがおかしいといえば冬もおかしかったのです。 そこに、8月18日の噴煙5,000mの噴火が起こりました。 2013年8月18日の桜島の噴出量は15万トンと推定されています。これを簡単に比較できる数字がないのですが、15万トン級のタンカーだと全長275m全幅48m、甲板上から船底まで24m程度になるそうです。思い出されるのは2年前の新燃岳の大爆発です。新燃岳は2011年1月26日から27日までの2日間の爆発で、その噴出量は約7千万トンと推定されています。 実に桜島の5,000mの噴出量の466倍の大噴火が2年前にあったのです。

危ない災害だと思えば人が来なくなるのは本能

新燃岳の大爆発は周辺の人々の生活に支障を与え、宮崎県の農業や鹿児島県では特に霧島の観光に多大な影響を与えました。爆発から直ぐ2万人ほどの宿泊キャンセルが発生し、暫くは閑散とした温泉地になりました。更に、3月11日に東日本大震災が発生し、旅行そのものを自粛する人も多数でした。 そんな中で、じゃらんnet全国満足度ランキングで霧島温泉が第1位を獲得。夏頃に旅行需要が回復傾向となりましたが、霧島の努力はあったものの、正直時間の経過が色々なものを忘れさせてくれるまで、客足は戻らなかったと思います。 やはり、本能的なものってあるんだと思いますよね。

8月24日はかごしま錦江湾大花火大会

桜島が大噴火するのか?なんて全く判りません。しかし、先日の桜島の噴火を危ないと判断する方もいらっしゃるでしょう。いつ大爆発してもおかしくないって、僕が子供の頃から言われています。日本中にあるいつ◯◯してもという話です。鹿児島を旅するなら、本能に従うという判断方法もひとつあるかなと思います。 8月24日は、鹿児島市で夏の最後の花火大会が行われます。13回目となるかごしま錦江湾大花火大会です。この日の鹿児島市の宿泊予約は大変多く、殆どホテルに空きのない状態です。ならば、本能的に危険と感じる人が多ければ、キャンセルが増えると思うんですね。 鹿児島・桜島のホテル予約推移のグラフがありますから、鹿児島旅行をお考えの方、どうか予約率の推移を見守ってください。予約率が下がればある種の判断をした方が多かったと言えると思いますよ。 ■ 参考リンク 出光タンカーの歴史と原油タンカーの分類