文字通り、おもてなしは裏があった。小さな正義の敗北を決定づけた偽装問題
こんな広がりを見せると思わなかった?メニュー誤表示というニュースがトレンドになるなんてね。社会人なら、まぁね想像通りと頷いていたはずだろうと思うのだ。
なんとかミートが可哀想だと思えるメニュー誤表示という誤表示
全国に広がりを見せるメニュー誤表示問題。これほどの悪巧みは公務員の裏金問題以来ではないだろうか?余りに対象者が多すぎて罰することが出来ない。なんてふざけた理由もあった裏金問題と同じ道をたどるのか、大勢で申告すれば罪がうやむやになるという考えならとんでもない。
なんとかミートの偽装問題が数年前に起こりました。牛脂注入♡なんてね、やってることは全く変わらないのだが、どうやら大問題になりそうもないのは、おもてなしの崩壊に他ならないから?
哀れ、おもてなし 実は裏ありだった
問題のある企業のおもてなしが、実は虚栄心だったことがバレバレだ。食品偽装(とまで言うよ)は、おもてなしの本丸であるホテルでも行なわれており、そう思われてもこれに反論は出来ないだろう。
おもてなし は裏ありだった。
よく読めば、おもてなしだから裏しかないのだ(笑)この際、グルメだとか濃厚とかまったり舌に絡むとかジューシーとかね、言わないほうが自分のためかも知れませんよ。
これくらいにしてやる!?もっと言いたいのは小さな正義の敗北
実は、もっと声を大にして言いたいのは「小さな正義」の敗北だ。小さな正義とは、誰もが持っているであろうマナーやルール順守の精神。そこから生まれる、個人差のある正義の判断基準が小さな正義だ。
制限速度50kmの道を60kmで走るのは流れだが、80kmだと危険を感じる。やめろよ!なんてこともあるでしょう?マフラーのウルサイ車に睡眠を邪魔されると、お前の家の前でふかしてやる!とかね。
小さな正義は、報復手段を持たない。精々、自らのストレスになるばかりで、報復は想像上のストレス発散だ。しかし、それが怖いものでもあるのは、隣人トラブルで事件になったりすることからも、それを溜めることはおすすめできない。
そして、溜めることもなかったのが、今回のおもてなし偽装だ。
おもてなし偽装問題っていいね?
今回の問題をそう呼んでもいいだろう。さて、小さな正義は現場の人間は感じていたのだろうか?小さな正義とは現場の人の感覚だと思うからだ。
勿論、仕入れの人はものが違うことは判っていたはず。料理人も判るわな。食べればわからないと言っても、見りゃ判るだろ?中華料理では海老をそう呼ぶ?つまり、小さな正義にも値しないことだったというね、想像ができるから悲しくなる。
工業製品はね、料理でいうところの油を半田付けのはんだに例えられる(強引w)。はんだはRoHS(ロハス)対応のため、鉛フリーになった。素材も組立方法も製品にも厳しい決まりがある。
こういう問題も否定はしないが・・・。
偽装にヤラセが繰り返させる理由は、半沢直樹で理解できる - ひとりの道標
工業製品は性能が出ないという問題になりかねないが、料理は味であるから違いがまず判らない。ブランドという信頼が頭にあれば、舌はブランドに従うのだから。ブランド=信頼という図式の中で、小さな正義すら現場になかったのなら、寿司を握るロボットこそ料理人だということだ。
まぁね、本当は正直に出来ないのがブランドだというジレンマを感じます。その価格に収める必要があったのなら、堂々とすればいい。値上げが必要ならすればいい。お客が値段でばかり判断していると、勘違いしていませんか?
多分、暫く消費者は勘違いすると思うけどね。