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ななつ星in九州 最高のサービスが見える時が来るかもしれない

ななつ星in九州が運行を開始し、テレビを始めとするマスコミの注目度は非常に高いようです。やはりコロンブスの卵は注目されるのですね。ななつ星と観光立国を結びつけたコラムも散見されますが、観光立国より大事な事があるのです。

 ななつ星in九州 台風27号で試される最高のサービス

笑っていいともが来年3月で終了。繋ぎで登場したこの番組も、タモリという人も興味深い大人だったのですが、今宵もまたななつ星in九州のお話で、恐らく一番重要なサービスについて述べてみたいと思います。

 鉄道も飛行機も高速バスもそして自家用車の旅でも、一番大切なことは安全に移動できること。これが一番大切なサービスであると共に、消費者からすればサービスと一番感じない当たり前のことでしょう。

安全である上でサービスを競争する。事故を起こせば信頼を失い、致命的となることさえありますよね。ななつ星in九州は九州を周遊しますが、九州もまた自然災害の多い土地柄です。

 豪華な列車の旅の前に試される自然災害への備え

自然災害への備えは、一企業レベルで達成できない事が多いものです。ですから、判断するという能力が大切なのです。今年は10月の台風が多いのですが、例えば学校を休みにするという判断ですよね。

災害に肩透かしということはないのですが、どうしても思ったよりという経験があると思います。思ったより風が吹かないとか、思ったより雨が降らないとか。大雨警報が発令されていても、経験値として判断が鈍ってしまう負の経験です。

少し古い人なら、えいやでやってみようとか、えいやと表現するかもしれません。とりあえずやってみようという感じですかね。仕事にしても、もう少しやろうよって。

ななつ星in九州へ、初めて自然災害の試練となるか?

ななつ星in九州のクルーは、各々の経験の上にななつ星流(鉄道)の訓練をされたとテレビ番組で観ました。日本で最高額のクルーズトレインですから、いわゆる「おもてなし」といわれるサービスは最高に近いのでしょう。

勿論、お客様に育てて頂くなんて表現するサービスがありますが、ななつ星はそれじゃダメだと思います。そして、サービスと感じない安全について、どれだけ訓練されているのかという余計な心配があります。

 

だって、その時にならないとわからない事が多いから。

 

伊豆大島の台風被害がありました。まさに判断の問題であったろうと思いますが、判断できるのは現場なんですよね。また、伊豆大島に関しては特別警報の問題もあり、はじめて問題が起こって判ることが世の中少なくありません。

ななつ星in九州は、クルーも管理者も恐らく緊張しているのではないかと思います。第2段のクルーズが始まっていますが、台風27号が九州をかすめそうだからです。

九州は災害の多い場所である クルーズトレインの成功は危機管理能力&保線力

私の住む鹿児島県では、日豊本線は雨による列車の運行が見合わされることの多い路線です。軽い土砂崩れやある程度の雨量で通行止めになる箇所など、自然災害の発生に対し、特別な列車を走らせるには問題が多いのかもしれません。

しかし、今度のクルーズでは、ななつ星の進むところに台風あり。なんですよね。色々な判断を試される場面があるかもしれません。ないことを祈りますが、鈍らない判断こそ最高のサービスです。

 台風27号の情報