ひとりの道標

結婚できないひとり専門家、ひとり力を高めよう

決められない流行語大賞に倍返し、落ち目のテレビを流行らせたいのは誰?

2013年の流行語大賞が発表されました。意表をつく4つの同時受賞とは、ひとつに絞れない流行語って意味のない気がします。ところで、本題はそうではありません。

2013年の流行語大賞は深い日本の闇みたいなものを象徴している

年間大賞には「今でしょ!」「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」「倍返し」の4つが選ばれました。あまちゃん半沢直樹、オリンピックにテレビCMと、ほとんどテレビメディアから生まれた流行語でありました。

トレンドというものは先導するものがあるのですから、まさにそんな裏を読むと面白いのですが、テレビメディアの断末魔と思えば喜ぶ人も多いのだろうか。

今年の流行語、実は斜陽産業から生まれたのだった

私が言うまでもなく、今でしょ!は塾のCM、お・も・て・な・しはオリンピック(つまりスポーツ)の誘致でのスピーチ、ジェジェジェと倍返しはテレビドラマ。それぞれが少子化問題に直面し、テレビは低視聴率に喘いでいます。

塾なんて大変ですよね。子供が少ないのだから生徒の取り合いです。で、誰しも塾に通わなければいけないような風潮もある。勉強、勉強の日本人なのだが、失われた20年どれほどのエリートが、我々を導いてくれたのだろう。

スポーツも大変ですよね。オリンピック競技じゃなきゃスポーツじゃないみたいなね。プロ野球にJリーグも盛り上がるのは最後だけ。おまけにヒーローはアメリカに行きたがるのはいいが、約束事が下手なのは日本の伝統なのだろうか。

テレビドラマは深刻ですよね。プライムタイムで視聴率が3%台ってね。でも、面白い人がいれば視聴者的にはそれでいいはず。何故?テレビ局の心配を視聴者がしなきゃいけないのか。3%でも営業取れよって、上司は言わないのだろうか?打ち切りはないぜ。

パーソナル化した日本人 おもてなしが水商売になる日

日本の将来は成長産業に命運を握られている。介護、医療、インバウンドなどなど。とくに観光は期待されていますが、おもてなしが最高の武器のひとつになるらしい。

おもてなしとは?

いわゆるサービスなんだけど、あなただけのためにと、サービスの受け手も気づかないとならない厄介なもの。だって、おもてなしで色々準備しても、軽く流されたらおもてなしにならない。サービスの受け手にだいぶ頼ったものだと思うのです。

日本人ならね、あぁ、こんなことまでありがたい。とかね十分感じるのですが、外国の方には気づかれない恐れはないのだろうか?

そうなると、おもてなしも所詮はサービス。代金に反映されるわけです。いつの間にかおもてなしは高いものになっている恐れもあるんですね。

おもてなしと水商売。その料金体系において、サービス提供側の言い値であることに変わりはないのですから。

なんて書きましたが、商売ではないおもてなしは十二分に成り立つと思います。

つまり、今年の流行語大賞はテレビをよろしくってことではないでしょうか?

・・・そんなに困っているのかな?と罠にハマってみた。

終わり