ひとりの道標

結婚できないひとり専門家、ひとり力を高めよう

ひとり旅が増加するのはひとりだから?じゃらん宿泊旅行調査

ひとりで旅をする人が年々増えているそうだ。特に34歳以下の男性の割合が増えているのは特徴的。 ひとりの道標 じゃらん宿泊旅行調査2011によると、ひとり旅が増えているそうだ。そりゃひとリだから(笑)と私自身の境遇に置き換えると納得してしまうのだが、旅行各社のニュースリリースでひとり旅を取り上げることも多く、もはや無視できない旅行のスタイルなのだ。 じゃらんのレポートではひとり旅は全体の13.1%で、家族旅行、団体旅行に次ぐ。世代別にみると、男性では20~34歳が20.9%、35~49歳が18.4%、50から75歳で14.1%となっている。女性は男性の半分くらいの結果。若い世代ほどひとり旅の実態だ。 面白いレポートがJTBにある。一人旅をしたことがありますか?というアンケート調査だ。一人旅の経験のない人にとって、一人旅は魅力的ではないというもの。未経験者の38%しか一人旅に興味を示さず、つまらないや不安という一人旅のイメージがあるようなのだ。 特に女性においては顕著であろう一人旅の不安。それでも全世代の10%程度が一人旅をしている現実は、女性の好奇心の高さやよりアクティブに行動する現れ。女友達が暇あるごとに韓国へ出かけるのを考えると、旅する女性には強い人が多い気がする。 私自身の一人旅のパターンを思い返すと、突発的な行動が多い。仕事が上手くいかない、恋が上手くいかないなど、旅の理由はネガティブなことが多かった。一人旅の理由はリラックスや知らないところへ出かけるなどに当てはまる。若い頃は他県の友人宅を訪れることも多かったが、年齢と共に減少したのも事実。 結婚しないまたは晩婚化は、近年の顕著な動きである。ひとりの人が増えればひとり旅が増えるのも当然。晩婚化の象徴ともいえるのだが、個を大切にする人が増えていることもあるのだろうか?何にも縛られない自由は、一見個の充実に感じることがある。 誰かと一緒に旅して、同行者を気にすることは多い。と心の底で感じる人は多いかもしれない。細かな部分で嗜好の違いがあり、自分を殺してしまうことは少なからずある。ならば自由気侭にひとりで旅をしたい。これも一人旅の醍醐味。しかしひとりは気楽であるという状態が、ちと寂しく感じるまさに40代が直面する摩訶不思議な感情。 強がりきれない世代なのです。40代ってやつは。ひとりであることは受け入れるが、ひとりはちと寂しい。ならば寂しさを感じることはなるべくしない。自然の動きだけれど、そうすることが逆説的にひとりへの近道なんですよね。寂しさを増殖させる方向に、自ら進むから不思議なものだ。 寂しいと感じるならば、思い切ることもまた楽し。 ■ じゃらん宿泊旅行調査2011 http://www.recruit.jp/news_data/data/travel_gourmet/20110721.pdf ■ JTB Web アンケート たびQ 調査結果 (一人旅をしたことがありますか?) http://www.jtbcorp.jp/scripts_hd/image_view.asp?menu=news&id=00001&news_no=1423 【じゃらん】料理、温泉、おもてなし…クチコミで選ばれた人気宿ランキング