ひとりの道標

結婚できないひとり専門家、ひとり力を高めよう

お上りさんと呼ばないで!東京スカイツリーと田舎者

東京スカイツリーが5月22日に開業。東京の新たな集客力はいかにも東京的で、田舎では真似できない世界一の高さを売りにしています。 ひとりの道標 昭和33年に一般公開を始めてから、長きに渡り東京の観光名所だった東京タワー。東京と言えばのシンボリックなものであり、東京の都会的な夜景に不可欠な存在。やはり見上げることが東京の証明であることを実感したものだ。 バブル景気の時代というものは、金銭的な享受が無くとも、精神的にある種の影響を受ける事が多かった。今はネット社会であるが、当時はテレビからということも多かったのだ。 真面目とか努力とか汗をかくとか、普通の事が拒否された時代。勿論、そういう人々がいなければ社会が成り立たない現実を知っているくせに、そういう人々を馬鹿にする風潮があった。 面白くなければテレビじゃない。 人間の評価の尺度は、まさに面白いかどうかだった。そして東京があらゆるモノの中心になり、ダサイという言葉が蔓延した。 東京タワー観光なんて、どうせ田舎者がする。 当時既に開業30年を経過した東京タワーに、開業時の賑わいを感じることはなかった。そんな所を観光するのは田舎者であるという指摘は、少からず正解だった。田舎にはない建造物の高さは魅力であり、田舎者にとって十二分な観光資源なのだから。 だからこそ、東京スカイツリーの開業をみて、東京タワー開業時もきっとこうだったんだと容易に想像する。 そして、30年後の東京スカイツリーの姿が浮かびませんか? その姿は粋なのか? その姿はダサイのか? 今では東京を遠く離れていますが、8年もの間過ごした東京は気になる場所。時代は変わり、バブル期より街が激しく動く東京。その勢いこそ、日本の首都だからという理由ならいいのだが・・・。 上から眺めると街並みがよく分かる。それが美しいかどうかは言えないが、そういう事も考えるキッカケになりそうな東京スカイツリー。田舎との最大の差は、見られることを意識するか?自意識過剰であってこそ、生まれるものはあるのだから。 東京スカイツリー TOKYO SKYTREE JALで行く国内旅行