ひとりの道標

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JASRACが守りたいものとは?ソニーの音楽配信でCDが売れなくなるぞw

私的違法ダウンロード刑罰化法案が可決して、ソニーが定額制音楽配信サービス「Music Unlimited」、楽天が電子書籍サービスを、それぞれサービスインする。 ひとりの道標 定額制音楽配信サービス「Music Unlimited」をはじめたソニー。音楽のクラウドベースはひとつの方向性ですが、音楽の入れ物はどうなる?レコードからCDへ音楽の入れ物が代わり音楽配信へ。個人で楽しむためのコピー媒体も進化し、CDが売れないとする理由のひとつと騒がれる。 私的違法ダウンロード刑罰化法案は、まさにCDが売れないことと、著作権の考え方の相容れない化学反応。様々な権利も含め私たちは商品代金を支払っている。色々な意見も多いこの法案ですが、JASRACが頑なに守りたいものとは何なのでしょう。 私はあるアーティストの歌詞検索サイトを立ち上げ、1ヶ月だけ運営したことがあります。費用対効果って話なのですが、早々にサイト閉鎖した理由に、JASRACが守りたいものとは?と素朴な疑問を抱えたままでのサイト運営だったからです。 アーティストの歌詞には、当然ながら著作権があります。歌詞サイトを運営するにあたって、歌詞がコピーされないようにしなければならない。とするJASRACの要望に、どうしたら良いか迷っていました。具体的にその方法を聞くと、 右クリック禁止で対応してください。出来ればテキストではなく、画像かFlashで歌詞を作成してください。 という答えでした。 ・・・はぁ? 右クリックなんて、ブラウザでJavascriptをオフにすれば簡単に解除されます。だからこその歌詞の画像化か~と納得するかぁ?画像なら、ダウンロードされてもテキストじゃないから? 一体、何をダウンロードされたらいけないの? テキストならアーティストの歌詞が成立し、画像ならアーティストの歌詞は成立しないとでも? JASRACが守りたいものが全くわからないのです。 右クリックでコピー対策はOK。歌詞の画像化ということで、安いFlashソフトを購入。おまけにJASRACへの支払いが、ストリーミングで月5000円。守りたいものが全く不可解だと思っていたのですが、経験だと思い1ヶ月だけ運営したのでした。(6年ほど前の事であり現在のコピー対策はわかりません。) そして、ソニーの定額制音楽配信サービス「Music Unlimited」が7月3日に始まりました。CDは入れ物として音楽がみえ、音楽配信はファイルとして音楽がみえる。形は変化しても自分の所有物であることを確認出来る。対して「Music Unlimited」はクラウドであることから、自分が所有していない音楽と言える。 これってCDが売れなくならないか? 音楽配信の方向性はクラウドなのかも知れませんが、私的違法ダウンロード刑罰化法案以後に、ソニーと楽天とアマゾンでも動きの見える著作物の販売合戦。一体音楽や本は誰のものだろう?今の著作権では、作者の心が伝わってこないのです。 音楽や本を売る時、薬なみに薬剤師ならぬ店員さんの説明がいるのではないか? だって間違った使い方したら大変なんだもんね(笑) Music Unlimited 楽天グループのKobo社、日本での事業をスタート 違法ダウンロードに刑事罰・著作権法改正で何が変わるか 壇弁護士に聞く - ITmedia ニュース