ひとりの道標

結婚できないひとり専門家、ひとり力を高めよう

ひとり力とは誰かに頼る力 生涯独身であるならもっとも必要なコミュニケーション力

金子哲雄に学ぶ40代からのエンディングノートという記事を、興味深く読ませていただきました。彼が亡くなった時に盛んに報道されていたことですが、暫しの時に流れの後で本気で考えさせられるのです。 この記事では、おひとりさまという言葉で生涯一人である状態を説明しています。結婚をしない決断をした、あるいはしないまま時が流れるということが象徴的であると思います。そして、生涯一人であるためには準備が必要だと考えます。ひとり力と勝手に名前をつけていますが、最期の準備は相当の覚悟がいるものです。 生まれた瞬間に家族が出来ます。親を中心とした家族は誰にでもあるのですが、私を中心とした家族を作るのが結婚だとすれば、自然の摂理に従い生涯ひとりであること、最期の瞬間に向けた準備は大変なものになりますよね。 エンディングノートというひとつの形は、真の精神的な支えになり得るのでしょうか? 生涯ひとりで終えるかもしれないと思った瞬間から、誰かのお世話になることを必ず考える必要があります。私の亡骸をどうするか、大切な人への連絡、様々な契約の処理などなど。漠然と生きるより、なんとやらなければならないことが多いのでしょう。 ひとりの人間が死を迎えると、関連手続きのなんと多いことか。子供の頃からお葬式に触れる機会があると思いますが、徐々にそのことを学ぶ機会であると思います。だからこそ生涯ひとりである場合の心配事になるんですよね。 誰かに頼ることを素直に考えなければなりません。親族・親戚であったり友人であったり、頼る人はそれぞれ。しかし、いくら親しい友人であっても、最期を託すことにはお互い遠慮があるし困ると思うのです。 ひとり力とはつまり、 生涯一人が切実だと感じたら、尚更コミュニケーション力が必要である。 ということになると思います。特に血の繋がりってやはり大切になってくると思うのですが、血の繋がりがあるからということだけでは解決策とはいえません。勿論、それを解消するための結婚ということであれば、目的に沿わない気がします。しかし、そういう目的もお互いの理解のもとに成立する日が来るかもしれない。 結婚とは家族を持つことを社会的に認めるもの。社会制度ということで大きな意味がありますが、本来何かの制限があってはならないのかも知れません。 最期を迎えるための家族。 言葉は非常に寂しさがありますが、家族という形を自ら考えれば、色々な家族が創造できます。生涯独身であることは様々な理由がありますが、なんとなく独身であるのなら、もっとも考えなければならないと思いいます。 ヤフー・ニュース:金子哲雄に学ぶ 40代からのエンディングノート