ひとりの道標

結婚できないひとり専門家、ひとり力を高めよう

ひとり旅のトレンドはLCC 北海道の動きが早いのには裏がある

ひとり旅が旅行業界全体でも無視できない存在感を持ち、それはひとりが増えているからね~という単純な事情以外にも、TwitterFacebookなどの普及によるSNS効果もあるのではないかと言われています。 若い世代が旅の間に気付いたことをFacebookに投稿する。というシーンにたまに出会います。インターネット上で上手く人脈を育てる能力とでも言いますか、現実社会とうまく融合させる力は、生まれながらにあるウェブの世界という環境のお陰なんでしょうかねぇ。 それこそチャット感覚という意味合いもあるのでしょうが、そのお話はまたの機会に。 2012年の旅のトレンドは、東京スカイツリーLCCだったように思います。2012年に登場したLCCは、ピーチ・アビエーションジェットスタージャパン、エアアジア・ジャパンの3社。関空と成田空港を拠点に、北海道、九州、沖縄に路線を設けました。初めて迎えた今年のお盆休み期間は、各社の予約率が85%以上(国内)となり旅の足として順調な滑り出しでした。 [caption width="450" align="aligncenter"]着陸態勢の飛行機 着陸態勢の飛行機[/caption] 勿論、安全を確保した上での格安料金が魅力のLCC。既存の航空大手も様々な割引料金を発表し、例えば今度の大晦日と元日にJAL/ANAともに9,800円に設定など、早く予約するほどお安くなるプランを発表。また、旅のハイシーズンにも割引が設定されるなど、LCC並ともいえる料金を提供し始めているんですね。 ひとり旅もそうなのですが、いかに早く旅行日を決定するか?ということが、安い料金で旅するキーワードになっています。しかし、ひとり旅は突然そんな気分に襲われますので、LCCの選択肢が非常に伸びそうですよね。 実際、ひとり旅需要の高まりが家族旅行、団体旅行に次ぐ勢いだったと、「じゃらん宿泊旅行調査2012」で報告されています。また1年以内に実施したい旅で、LCCを使ったひとり旅がトップに。これはLCCが就航する、北海道、九州、沖縄に住む人の回答が多く、関東や関西でもその傾向にあるようです。 2013年のひとり旅は、地方では北海道、福岡、長崎、鹿児島、沖縄。大都市圏では首都圏と関西圏。LCC路線のある都市として、ひとり旅の大いなる注目の場所といえるのですが、いち早く動き出したのは北海道。 北海道運輸局が、ひとり旅支援サイトを来年開設するらしいのです。LCC需要の高まりを見込んでいることも確かなのですが、地方の交通機関(バスなど)が経営的に厳しいという裏事情を含んでいます。LCC+列車やLCC+バスなど、北海道お気軽一人旅支援プロジェクトとして動くそうですけどね。 ひとり旅の不安は、本当にこのバスに乗って目的地に行けるかな?などの情報の確実性というか、その情報を確認出来ない不安にあると思うのです。それに乗っていいよという安心感は、勿論地元の人に聞くのが一番なのですが、パブリックな発信元による情報が多いほど、安心に繋がる気がします。 流石は、日本の代表的な観光地といえる北海道。でも、ひとり旅も何か冒険的要素が減っているのですかねぇ。ひとり旅くらいは、共有する必要もないように思うのですが、それは時代なのでしょうか。 じゃらん宿泊旅行調査2012(PDF) 北海道運輸局:北海道運輸局「地域の足」確保施策パッケージ(PDF) 【PR】楽天トラベル 楽パック