ひとりの道標

結婚できないひとり専門家、ひとり力を高めよう

結婚していない男女の子供 財産分与である決定が下る

婚外子の相続について、大阪高裁は嫡出子と同等の財産分与をとのニュース。 ひとりの道標 相続は、死亡によって開始する。(民法第882条) 結婚していない男女の子供の相続について、結婚している男女の子供と同じくすべきである。という判断が、大阪高裁により示されたようです。最高裁が1995年に婚外子の相続差別規定を「合憲」としたことから、法の下の平等にも絡め注目の今回の決定。 いやはや、法律の素人には難しい。 家族観の変化も考慮されたものらしいのだが、個性と同じでそれぞれあるようでないようなもの。結婚していなのであれば独身である。独身であるといっても子供は作れる。だからといって罰則があるわけではない。ただし、結婚を届けるほうが、民法などで様々な優遇措置はある。 法の下の結婚制度は婚姻届から。 この実現は婚姻届けを提出するというごく簡単なこと。ふたりの諸事情や考え方で、婚姻届けを出さないという選択肢は、法の下の結婚を拒否すること。不利益は多くの場合子供に発生し、その選択肢を選ぶ限り、ふたりの諸事情が大きな要因であることは想像できる。 法の下に平等。 普通の人の場合、制度に則り(法を感じないまま)に婚姻届を提出します。婚姻届を提出することが結婚であるか、ふたりの意識の問題であるかは論議されるところですが、一般的にはそういうことは考えません。社会が結婚と認めるのは、婚姻届からである現実があります。 法律。これは変えられるものです。当然私たちの代表である国会議員が、私達の代理を努めます。ですから小さな考えであっても一般化すれば、代表たる国会議員によって変えることは可能です。時代の流れとか変化などにより、そぐわなくなった法律が多いことは、その機能不全ともいえます。 結婚とは。 一貫した国としての考えを持つべきか、国際的な流れを組み様々変化させるべきか。独身であることは自由なのか。近年でも1年に25万件に近い人口妊娠中絶の現実があり、子供を作ることは誰にでもできる証明。子供に対する責任が、結婚することであるとは言えない現実。 何故婚姻届を提出しないのか? もっと議論されてもいいと思います。勿論、子供に罪はないのですから、法で子供を守ることは大切です。40キロ制限の道路を、60キロで走行すれば罰せられます。道路交通法と同じにするなって?法律とは決まり事。最近危惧するのは、決まり事をまず守るという考えが、希薄になっていること。 変えればいい。 まずは守ってから言うことではないだろうか? アサヒ・コム http://www.asahi.com/national/update/1004/TKY201110030626.html 人工妊娠中絶データ 平成20年度(pdf)