ひとりの道標

結婚できないひとり専門家、ひとり力を高めよう

火野正平の言葉 人生下り坂最高!意味もなくその意味を噛みしめてみた

火野正平さんの自然な振る舞いの楽しい、NHK BSプレミアム「にっぽん縦断 こころ旅」。女性への自然な接し方に、ナルホド!と拳を叩く男性諸君も多いのかなと思うと、こんな目で彼をみている自分が情けない・・・。 更にGoogleトレンドで、火野正平の関連する検索キーワードをみると、火野正平メガネや火野正平帽子など、恐らくこころ旅の影響であろうファッションキーワードが浮かび上がる。(以下参考) 何だか理由はないけどかっこいい!と共感する男性の、ファッションリーダーに成りつつあるのだろうか?服って一生お付き合いするアイテムなのだけれど、スーパーで500円とかね、これでいいのよって、誰かに言われている男性の反撃なのかも知れません。 [caption width="468" align="aligncenter"]人生の多いちょっと下り坂 人生の多いちょっと下り坂[/caption] さて、こころ旅は秋の旅シリーズを順調に消化し、残すは鹿児島と沖縄だけになりました。番組を観て日本は山の国だなって、つくづく思うのですが、火野正平さんの言葉である、 人生下り坂最高! のフレーズは名言であり、何気に深すぎて透明度が日本一な言葉だと思いませんか。人生下り坂って、やはり下り坂という言葉にはネガティブなイメージがあります。いや、それはまさに一面だけしか感じられない、己の狭い視野を教えてくれるのです。 下り坂の前には必ず上り坂がある。 上り坂こそが、辛く苦しいときであり楽しいことなど何もない。上り調子などと聞くと調子いいんだねって思うのだけれど、それなりに努力してこその上り調子ですから、その状態を保つのも大変です。 火野正平さんの人生下り坂最高!は、まさに苦労や努力からの開放であり、坂道を上手く活用した比喩ですよね。もっとも、上り道を途中で諦めたからといって、それがダメだなんて全く言わないのですから。 本当に辛い時は、誰かに甘えちゃう。これこそ、人生下り坂最高!の本質。甘えるにも誰かが必要であり、これってひとり力の大きな力だと思うんです。時に坂道に負ける姿をみせてくれるのですが、これこそ最高の火野正平さん。 こころ旅は良く考えれば本当に地味な番組です。BSプレミアムで放送する意味は、NHKの立場ならかなり戦略的なのかも知れません。しかし、音を全く遮断して放送を観ると、子供の頃の自分の姿を思い出すんですね。昭和50年代の少年には、自転車が必需品でしたから。 こころ旅 2012 秋の旅セレクション発売されます。