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馬鹿は死ななきゃ治らない 参議院選挙2013 個人的総括

参議院選挙が終わりました。最終的な投票率は52.61%で戦後3番目の低さだといいます。インターネット選挙運動解禁の選挙となりましたが、ごめんね~全く参考にしませんでした。

インターネット選挙運動からみえる、馬鹿は死ななきゃ治らない

参議院選挙に日は満月 投票率が52%であっても、政治に関心がある人はもっと多いはず。選挙の争点などと良く表現されますが、これを自分自身で考えない限り投票率も上がらないでしょう。しかし、国や地方の政治が全く同じような価値観しか提供しません。つまり、国と地方でやることが同じように映るんです。 結局、候補者が売り出す商品(政策)に有権者の求める商品(政策)がない。求める商品がなければ買いに行くこともありません。もっと追求すべきは、求める商品がないということなのか、求める商品を考えてもいないということなのか。 今回の参議院選でいえば48%の人が投票しなかった。ねじれ国会より酷いのが、政治家と有権者の政策のねじれ。いい例が脱原発だと思うのですが、メディアの伝える所によれば脱原発派が非常に多いのだが、選挙結果は脱原発を謳った政党は壊滅的に落選した。 しかも、衆議院選挙に続く敗北だ。

選挙後のテレビメディアの公平性

選挙後に各テレビ局で議員を集めての討論会。ここにメディアのマジックが存在する。選挙前は各政党を公平に扱わなければならないが、選挙後も公平なんです。どういうことかというと、各政党1人ずつ発言者がいるのです。与党と野党を比べれば、当然野党が多いのです。 これでは、選挙後の公平性が全くないのです。つまり、脱原発が民意かのように多数に見えてしまう。当然、脱原発については色々な考え方がある。正解を見出すのが非常に難しいわけであり、だからこそ本物の選挙の争点になっていたならば、もっと選挙は盛り上がったはずなのだ。

興味がなければたどり着かない。それがインターネットの世界

インターネット選挙運動の解禁。私などは地方の景気浮揚にもっとも興味があるので、今回は求める商品がありませんでした。となると醜いもので、わざわざ探してまで候補者の情報を求めようとしないのです。個人的には全くネット選挙とは無縁でしたが、これこそが馬鹿は死ななきゃ治らない。 興味を持たなければ、絶対にその情報を求めようとしないのです。それがインターネットの世界であり、合わせて言うならばその情報と出会うことさえないのです。但し大きな問題なのは、これまでの政治が裏切りの連続だったということでしょう。そして有権者の政治参加意識の低さね。卵が先か鶏が先かではありませんが、ここはやはり政治家が先に色々あるべきなんでしょうね。

各党キャッチフレーズが選挙結果を予言していた!?

政党のキャッチフレーズから選挙を探っているのですが(お遊びですよ)、今回は自民党以外の政党が、面白いように言いたいことがない感じに思えました。短いキャッチフレーズなのですが、有権者の無意識に影響を与えるのでしょうか。 参議院選挙2013のキャッチフレーズ私を選挙に連れてって インターネット解禁だってさ

いわゆるひとつのPostscript

改憲の話題にばかりにメディアが走るのを、冷ややかな目でみています。僕らの世代が一番タブーが多かったのかな。そのひとつが憲法で学校でまともに教えてもらえなかった。人間のマニュアル化は完璧で、教えてもらわなかった事には興味を持たないんだね。 スタジオ・ジブリ宮崎駿監督が、憲法改正に反対を表明。これじっくり読みたいと思っていますが、風立ちぬに終戦のエンペラー、そして永遠の0と続く戦争がテーマの映画たち。 多分、そろそろ忘れかけているからだと思うんだ。
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